書を捨てよ

【おでかけ】
こんばんは。

海賊王にオレはなる!

そんな寝言を言いつつ,某月某日海を渡った自分です。
ただし青函トンネルで。
オーバーシーではなくアンダーグラウンドなのです。


行先は青森県三沢市。
最終目的地は寺山修司記念館です。

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寺山修司氏・・・劇作家・詩人・俳人・歌人・映画監督etc.

その正体を簡単に言い表すことは不可能です。
しかし,敢えて一言で言えば変わった人。

氏は,自分が学生から社会人になる境目で傾倒した人物です。
きっかけは忘れましたけど,なんかの拍子に歌集『田園に死す』か,フォトブック『仮面画報』を読んだのが最初だったと思います。
もっとも,その時点で氏はすでに故人だったわけですが。


寺山氏は今から32年前の昭和58年に肝硬変による敗血症で亡くなりました。
そして没後14年を経た平成9年,寺山氏の親族・知人らにより,本籍地であった三沢市に寺山修司記念館は開館したわけです。

開館直後から一度行ってみたかったのは言うまでもなく。
しかし,三沢市内というのならともかく,記念館が位置するのは公共交通機関も超限定された人里離れた山奥なのです。
ちょっと行ってみるかーというノリでは行けないような場所なのであります。

そんなこんなで,計画は立てつつも見送ること18年。
ついに重い腰を上げました。
今年を逃したら,たぶん一生訪れることはできないような気がしていましたし。


とりあえずは,時間はかかりましたけど乗り継ぎで三沢市までは無事に。
問題はそこからですが・・・。

当てにしていた観光バスは走っていない時期で頓挫。
地元の観光案内によりますと,タクシーを利用した場合は,往復でqmaが60~70回プレイできる金額が飛んでいってしまうらしい。
ならばと,本気で歩いていくことも考えましたけど,それこそリアルで『田園に死す』おそれがあったため断念。
ということでレンタカー一択ということになったわけですが,結果的にはこれが大正解でした。

お借りした軽自動車にカーナビという未知なるマシーンが標準装備されていたため,目的地まではわりとスイスイでした。
文明ってイイネ。
久々の長距離ドライブ楽し。
しかし,これだけの長距離を威風堂々と歩いて行こうとした自分は一体・・・。
どんな勝算があったのかを,あの時の自分に問いただしたい,
滑稽を通り越して,もはや愚かです。


スイスイと言いつつも,到着するまでは実を言えば紆余曲折あったわけですが。

なんといってもカーナビ初体験の自分は,音声案内が「まもなく左です」と言った時の“まもなく”加減が全くわからなかったという悲しみ。
自分的“まもなく”基準で,全然違う角を曲がってしまい,トラクターがガタガタガタと走っている農道に突っ込んだり,民家の私道に入り込んで番犬に吠えられたりしてました。

いろいろと試行錯誤した結果,ようやく現在地を詳細表示するという画期的な方法に気づきました。
これをマスターしたことによって格段に情報量が増え,走っている付近の細かな道路地図を確認できたので岐路も正確に把握できるようになりました。
そしてついに“まもなく”加減をマスターしたのです。
ここへきて,カーナビとの非武力的和解に成功しました。
和解できればこれほど頼りになる相方はいません。

かつてはサトシも,オーキド博士からもらったピカチュウがまったく言うことを聞いてくれず苦労していました。
その頃のグレていたピカチュウです。

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サトシとの同行をイヤがったため,ムリヤリに縄で括られてしまいました。
まるで市中引き回しされる下手人のようです。
ポケモン擁護団体からのクレームが心配です。

しかし,やがて旅をする中でサトシとピカチュウはだんだんと心を通じ合わせ,ベストパートナーの代名詞と言われるまでの関係を築いていきます。
そんなサトシとピカチュウのように,自分とカーナビもこの旅を通じて息のあった関係になっていきたいものです。

そんなわが師匠・サトシ先輩のポケモンマスターになるための旅は,今年でついに19年目に突入しました。
風来坊すぎるw
どうやら先輩の最終学歴は,小学校中退で確定のようです(


ふと気づけば,まだ前置きの途中なのでした。
この段階でなんとなくですが,今回の旅の記事は前・後編になりそうな予感がしているのは自分だけでせうか。


それにしましても,記念館へ向かう道中,ほとんど車を見かけません。
たまに見かけるのはゴミ収集車。
やがて人家すら途絶えてきて,ホントに草木しかない道をひたすら走っていきます。
左手には小川原湖。
ちょっと不気味。
しかしカーナビの言う道を信じてひたすら突き進みます。

すっかりハイウェイヒプノーシス。
意識はやがて寺山氏のことへと。


青森県
学生俳句
天才歌人
ネフローゼ

小説
見世物の復権
演劇実験室・天井桟敷
乱闘
市街劇
競馬
あしたのジョー
映画
逮捕
海外進出
さらばハイセイコー



「まもなく目的地に到着します」

相方が突然意識を現実に引き戻します。


そして函館を出発してから6時間半後。
ようやくたどり着いたのであります。

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本当に人里離れた場所という感じです。
寂れた文学館が隣接していますが,他に建物は何も見当たりません。
異様な静けさの中,小鳥の声だけが時々聞こえてきます。

冒頭にも書きましたとおり,県外の人がちょっと行ってくるかーというノリではなかなか来れそうにない場所なのです。
すでに我々は試されているのかもしれませんね。

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外観については何度もHPを見ていたので知っていましたけど,実際に見てみるとやはり違うものです。
なんていうか・・・思っていたより変だな(

住所のように書かれている“1935-1983”は,寺山氏の生年-没年です。
享年47歳。


記念館の外周を回り,埋め込まれているパネルを一通り見て回りました。
建物の一角にはステージと簡易的な観客席が造られています。
ここで毎年ゴールデンウィークには,寺山氏を偲ぶフェスティバルが開催されているとのことです。

そして入館口へ。
奇妙な顔がペイントされている扉を開け,いよいよ館内へと足を踏み入れます。


続きます(←やっぱり




次回予告


18年越しの計画を実行に移し,ついにたどりついた寺山修司記念館。
かつて“時代の寵児”とも言われた寺山修司氏の集大成がここに。
ようこそ,虚構と非現実の世界へ-


町へ出よう


カミングスーーン。



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